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【愛媛観光】伊予灘ものがたり10周年!愛媛の観光列車で絶景とおもてなしの旅

こんにちは♪

2024年10月に愛媛を走る人気の観光列車「伊予灘ものがたり」に乗ってきました。

松山駅から八幡浜へ向かう「八幡浜編」に乗車し、海沿いの絶景やあたたかいおもてなしにふれた約2時間の旅。

この記事では乗車前の松山駅の様子から、車窓からの景色、途中駅での体験までリアルな乗車レポとしてご紹介します!

伊予灘ものがたりってどんな列車?

「伊予灘ものがたり」は、愛媛を走る観光列車。

松山駅と伊予大洲・八幡浜を結ぶ海沿いルートをゆっくり走ります。

HP 引用

車両は2022年4月にリニューアルデビュ―した2代目になり、「伊予灘ものがたり」としては2024年7月に10周年を迎えました。

車窓から見えるのは、伊予灘の絶景。

特に夕暮れ時の海は圧巻で、SNS映えスポットとしても有名な下灘駅では列車を降りて景色を楽しむことも。
レトロでモダンな車内、地元の食材を使ったグルメ、そして沿線の人々によるあたたかいおもてなし。

まさに“乗ること自体が旅”になる特別な列車です。

伊予灘ものがたり予約方法

伊予灘ものがたりは、JR四国が運行する観光列車で全席グリーン車指定席となっていて乗車には事前予約が必要です。​

🚉 予約方法

方法 内容 支払い方法 予約開始日 備考
tabiwa by WESTER オンラインで乗車券+食事予約券を一括購入

クレジットカード

ご出発日の 1か月前 午前10時から 電子チケット対応・スマホで乗車可
JR四国 みどりの窓口 窓口で乗車券+食事券を購入 現金 / クレジットカード ご出発日の 1か月前 午前10時から JR四国管内の主要駅に設置
JR四国 旅の予約センター 電話やWebフォームで申し込み → 書類郵送・銀行振込 銀行振込 ご出発日の 1か月前 午前10時から パンフレット対応・郵送での手続き可能
JR四国ツアー 観光付きパックツアー(公式WEBや旅行会社経由) クレジットカードなど ツアーにより異なる 列車+観光・宿泊セットのプランが豊富

1,2号車ご乗車の際は「乗車券」「特急・グリーン券」、3号車(個室)ご乗車の際には「乗車券」「特急・個室グリーン券」が必要となります。

🔸ワンポイント

  • 列車単体の予約は「tabiwa by WESTER」や「みどりの窓口」がおすすめ。

  • 観光もセットで楽しみたい人には「JR四国ツアー」や「旅の予約センター」が便利!

  • どの方法でも、特に食事付きプランは早めの予約が安心です!

🍽 食事予約について

各編 食事内容 料金(税込)
大洲編 朝のひとときを味わう旬彩モーニング 3,000円
双海編 内子杉の木箱で彩る和杉膳 5,500円
八幡浜編 門田フレンチ~伊予灘ミニコース~ 5,500円
道後編 伊予灘の菓織箱(アフタヌーンティーセット) 3,500円

伊予灘ものがたりでは、地元食材を使用したコース料理やアフタヌーンティーが提供されます。

食事の提供には事前予約が必要で、乗車券とは別に食事予約券を購入する必要があります。

📅 運行日とダイヤ

伊予灘ものがたりは、主に金・土・日・祝日に運行されています。

運行区間は、松山駅から伊予大洲駅または八幡浜駅までの区間で、各便に「大洲編」「双海編」「八幡浜編」「道後編」といった名称が付けられています。

空席状況|伊予灘ものがたり Iyonada Monogatari:JR四国

新しくなった松山駅から旅はスタート!

かなり久しぶりに来た松山駅。

住んでる頃はJRを利用する事がなかったので駅構内に入るのも初めてに等しい。

これは旧駅舎です。

新しくできた駅はこの建物の奥にあります。

新しくできたのは高架駅になるので、もう使われる事がない線路とホーム。

リニューアルされたばかりのJR松山駅。

訪れたのは駅の新装オープンから約2週間後だったこともあり、駅舎も構内もピカピカで気持ちいい!

新しい駅舎は木の質感を活かしたナチュラルで開放感のあるデザイン。

光がたっぷり入る広々とした空間に、思わず「おしゃれになったなあ…!」と声が出るほど。

観光列車の出発地にふさわしい旅の期待が高まる雰囲気です😃

 

構内には地元の名物や人気店が集まる「だんだん通り」が新しく登場。

ちょっと早めに到着して、ショップを見て回るのも楽しい時間です。

まず目に入ったのは、愛媛の銘菓として有名な山田屋まんじゅう。

老舗らしい落ち着いた佇まいで、手土産にもぴったり。

さらに、地元の食材をふんだんに使ったカフェレストラン「えひめしや」や果物を使ったドリンクが人気の「極々果実ちゅうちゅうSHOP」そして、できたてのおにぎりが楽しめるおにぎり専門店「おにぎり鼓」など、どれも気になるお店ばかり!

土産ショップには、道後ビールなどの地酒や愛媛産のオレンジジュースも並んでいて旅先での乾杯やおみやげ選びにもぴったり。

ご当地感たっぷりのラインナップ!

そして、出発前の腹ごしらえにぴったりだったのが安岡蒲鉾のじゃこかつ

揚げたてをその場でいただけるスタイルです。

サクッとした衣にふわふわの魚のすり身、じゃこの旨みがじゅわっと広がって最高!

そして列車の時間が近づいてきたので、中央改札口へ。

ここも以前とはガラリと変わり、自動改札機が新たに導入されていています。

Suicaなどの交通系ICは利用できないのかな…。

今回乗車するのは松山駅13:31発・八幡浜行き。

エスカレーターでホームへ向かいます。

木の風合いを生かした空間は駅全体のデザインと統一感があって、歩いていてとても気持ちがいい。

そしてホームに出ると、最初に目に飛び込んできたのは……
なんと、みきゃん柄のかわいい電車!

愛媛らしさ満点の見た目で、つい写真を撮りたくなるビジュアル。

 

伊予灘ものがたり、松山駅に入線!

そしてホームに出て少し待っていると、いよいよその時が…
「伊予灘ものがたり」が優雅なメロディーがホームに流れる中、ゆっくりと松山駅に入ってきました。

カメラを構える手にも自然と力が入って、しっかり入線の瞬間を写真に収めました!

伊予灘ものがたり 車両紹介

伊予灘ものがたりは、全3両編成。

それぞれに“章”の名前が付けられていて、車両ごとにデザインや雰囲気が異なるのが魅力です。

座席の配置やサービスも少しずつ違うので、自分の旅スタイルに合わせて選ぶのも楽しいポイント。

1号車:茜(あかね)の章

私が乗車する1号車はこちら。

今回は私達夫婦と兄夫婦、そして母の5人だったので1号車を予約しました。

伊予灘ものがたりの1号車「茜の章」に乗車。

車内に一歩入ると、そこはまるでおしゃれなカフェレストランのような空間。

落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりとしたテーブル席に座って絶景と食事を楽しめます。

窓が大きく、移りゆく伊予灘の風景がどの席からもよく見えるのも嬉しいところ。

右側が2人席で一段高くなっているので反対側の景色も見やすくなっています。

2号車:黄金(こがね)の章

HP引用

沿線に降りそそぐ太陽や、愛媛の名産であるみずみずしい柑橘をイメージした車両です。

シートはペア向けの配置で、カップルや友人同士で景色を眺めながら語らうのにぴったり。

アートや装飾の中に愛媛の文化が散りばめられていて、目でも楽しめる空間になっています。

1号車よりもやや落ち着いた印象で、大人旅や静かに過ごしたい方におすすめ。

3号車:陽華(ようか)の章

HP引用

2名〜8名までの貸切専用車両。

完全なプライベート空間になっていて、他の乗客とは隔てられた特別な時間を過ごせます。

誕生日や結婚記念日、還暦祝いなどのお祝いごとやサプライズ旅行にもぴったり。
グループや家族でのんびり食事を楽しんだり、絶景を独占したり…まさに特別な章にふさわしい車両です。

ちなみに1号車「茜の章」の車体側面にはこんな素敵なメッセージが書かれていました。

まさにこの列車が人と景色と心をつなぐ旅なんだってことが、ひしひしと伝わってくる一言。
10周年に乗れたこと自体が特別だったなぁと、改めて感じました☺️

車内で味わう本格フレンチ

旅のもう一つの楽しみといえば、やっぱり車内でいただく特製のお食事。
伊予灘ものがたりでは、松山市の人気フレンチ「レストラン門田」が手がけるコース料理を楽しめるんです。

車窓に流れる伊予灘の景色を眺めながら、ゆったり味わうランチはまさに特別な体験。

<メニュー>

スープ
・焼き茄子のクリームスープ

最初に出てきたのは、香ばしくてまろやかな焼き茄子のクリームスープ。

北伊予駅あたりでサーブされて、窓の外にのどかな田園風景が広がるのを眺めながらいただく一杯は格別の美味しさ。

冷製料理
・スモークサーモンのクリームチーズロール
・きのこたっぷりのマダイのモルネソース焼き
・門田特製ローストビーフ ジャポネソース
・秋野菜のクルネ オロールソース

続いて、伊予市付近で登場したのが冷製料理。

黒い箱をパカッと開けると、美しく盛り付けられた前菜たちが登場!

ローストビーフやモルネソースのマダイなど、ひと皿ひと皿が手の込んだ仕上がりで、見た目も味も大満足。

温製料理
・秋野菜と松山どりのコンソメ煮

喜多灘駅の手前で、温製料理が登場。

じっくり煮込まれた松山どりと秋野菜のコンソメ煮は、やさしい味わいが体にしみて、まさにホッとするひと皿。

伊予灘のキラキラした海を眺めながらいただく一口は、本当に特別でした👍

大洲市に入ってから最後は、香り高いコーヒーでゆったりと締め。

私はコーヒーが苦手なので紅茶を頼みました。

コーヒー以外のドリンクメニューはこちら↓

 

思い出に残る景色と車内体験

時間通り松山駅を出発!

 アテンダントさんや一般の方達が暖かくお見送りしてくれてました。

列車がゆっくりと走り出すと、外の景色もどんどん旅気分に。
窓の外には懐かしい町並みが流れ、次第にのんびりした風景へと移り変わっていきます。
これからどんな時間が待っているのかワクワク♪

下灘駅(停車駅)

駅にはたくさんの人が集まっていてびっくり!
観光列車「伊予灘ものがたり」を見に来た方たちが、ホームや道路から手を振ってくれて、ちょっと照れくさいけど、すごくうれしい気持ちになりました。

列車はここで約10分ほど停車。
海がすぐそばにある駅なので、車体の赤と海の青が本当に映えて、ついつい写真を撮りすぎちゃいます。

下灘駅は以前は日本一海に近い駅と言われてて映画やドラマ、CMのロケ地としても有名ですよね。

最大の魅力は、目の前に広がる海と空の絶景。
春の時期は菜の花が咲いてとても綺麗なんです。

車内に戻ると飲みかけの紅茶にそっとラップをしてくれてました。

アテンダントさんの心遣いにほっこり。
この優しさもまた、旅の思い出のひとつです。

本村川橋梁

下灘駅を後にして列車がゆっくりと走り出すと、まもなく見えてくるのが本村川橋梁。
目の前に海が広がり車窓の景色が一気に開ける、まさにシャッターチャンスのポイントです!

この橋の上を渡るとき列車は速度をぐっと落としてくれるので、景色をじっくり楽しめます。

下を見ると打ち寄せる波が見えました。
窓いっぱいに広がる海と空、そして自分たちがその中を走っているという不思議な感覚。
まるで風景の一部になったような、そんな気分になります。

伊予灘ものがたりの旅の中でも、「海の上を走るような感覚」が味わえる特別な場所でした。

伊予灘ものがたり」の1号車は、進行方向いちばん前の車両。
実はここ、ちょっとした“特等席”があるんです。

先頭の部分まで行ってみると…
正面に線路がまっすぐ伸びる風景がガラス越しに見えるんです✨

特に、光が差し込む時間帯や海のそばを走る場面では、
まっすぐな線路と広がる景色のコントラストが最高。

喜多灘駅

伊予灘ものがたりが走る途中にある喜多灘駅。

なんと、ホームの上に「大洲市」と「伊予市」の市境があるんです!

看板の絵は2つの市にまつわる伝説をアテンダントさんがイラストにしたそうです。

途中で乗車記念としてパネルを持って写真撮影がありました!

肱川をバックに撮影📸

大洲城

車窓から見える大洲城。

その姿だけでも感動するのですが――
お城の高台から、伊予灘ものがたりに手を振ってくれている方達がいるんです!

少し距離があるので写真には小さくしか写らないのですが、よく見ると城内の高い場所から旗を振る姿がちらりと。

たとえ遠くからでも、ちゃんと伝わる歓迎の気持ちにほっこりします😄

伊予平野駅(停車駅)

伊予平野駅では、列車が少しのあいだ停車。
ホームに降りてみると、なんとそこには獅子舞!

獅子が舞い、にぎやかな太鼓の音が響いていて、ちょっとしたお祭り気分🎶

列車が出発する時には子供も大人も並んで手を振ってくれてました。

列車が八幡浜に近づいてくる頃、ガソリンスタンドや沿線の家の2階から誰かが手を振ってくれてるのが見えました。

よく見ると、そのお隣には…なんとわんちゃんの姿も!
まるで一緒に「ようこそ〜!」って言ってくれてるみたいで、車内では「かわいい〜!」とちょっとした癒しの空気に。

伊予灘ものがたりの車内では、アテンダントさんがたびたび「今、〇〇のあたりで手を振ってくださっている方がいますよ〜」とアナウンスしてくれます。

ここ以外にも至る所で地元の方たちが、列車を見守るように手を振っている姿って、なんだかとってもほっこり。
お子さんやおじいちゃん、おばあちゃんが、笑顔で「ようこそ!」と迎えてくれているのが見えて、そのたびに車内の乗客も微笑んで、まるで一緒に歓迎されているような気分になれました。

 

八幡浜駅に到着!帰路は自由席で

あっという間に八幡浜駅に到着!
旅の終わりが近づくとちょっぴり名残惜しいけれど、帰路は自由席でのんびりと帰ることに。

駅周辺には特に観光地が多いわけではないけれど「道の駅・みなっと」もあります。
ただ、駅からは少し歩く距離なので、この日はちょっと足を運ぶのは断念。

構内には、映画「すずめの戸締まり」に登場した、あの椅子が展示されていました。

思わぬ形での聖地巡礼に、ちょっぴりテンションアップ。

宇和海22号アンパンマン列車に乗って松山に帰ります。

2両しかないので自由席を確保するため、早めに列にならびました。

まとめ・感想

伊予灘ものがたりは、ただの観光列車ではなく心に残る体験そのものでした。
松山駅から出発し、海沿いの美しい景色や地元の人たちの温かい歓迎を受けながら、
まさに「旅」そのものを感じることができました。

車内の豪華な食事や、デッキから見える景色も素晴らしかったです!

観光列車の旅は初めて体験しましたが、他の地域の列車にも乗ってみたくなりました。

 

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