こんにちは♪
軍艦島の続きです。
軍艦島①はこちら↓
乗船場へ移動
プランにより集合場所が違います。
料金を説明していなかったのでここで記載しておきます。
|
|
スタンダード |
プレミア |
スーパープレミア |
平日 |
大人 |
5,000円 |
8,000円 |
10,000円 |
中高生 |
4,000円 |
7,000円 |
9,000円 |
|
小学生 |
2,500円 |
5,000円 |
7,000円 |
|
未就学児(3〜6歳) |
1,500円 |
ー |
ー |
|
土日祝日、特日 |
大人 |
5,500円 |
9,000円 |
11,000円 |
中高生 |
4,500円 |
8,000円 |
10,000円 |
|
小学生 |
3,000円 |
6,000円 |
8,000円 |
|
未就学児(3〜6歳) |
2,000円 |
ー |
ー |
私は一番安いスタンダードプランにしました。
スタンダード・・常盤ターミナルに10:05集合
プレミア・スーパープレミア・・ミュージアム3階に10:05集合
常盤ターミナルまでは歩いて約5分ぐらいです。
到着すると団体客の方も居て既にたくさんの方で溢れかえってました。
ターミナルには自動販売機もあるので、飲み物を持ってない方はここで購入しておきましょう(夏場は特に必要です)
トイレはターミナル、船内にもあります。
いざ、乗船・出港
受付の時にもらった乗船番号がクルーザーに乗る順番になります。
これは予約した順だそうです。
「○〜○番の方まで」と呼ばれて船内に誘導されます。
こちらのクルーザー「ジュピター」に乗ります。
HP引用
1階はスタンダードプランの方、2階がプレミアプラン、スーパープレミアプランの方と分かれています。
座席は乗船した順で早いもの勝ちなので窓際や外の座席が人気です。
私は赤い囲みのところの窓際に座りました。
この日は平日にもかかわらず満席でした。
最後の方に乗る時は相席になる場合もあります。
座席はどこが良いのか?
やはりお値段が良い2階席の方が見晴らしは良いです。
夏・冬は冷房や暖房が効く船内が快適で良いかも。
先ほども言いましたがデッキ席と船内の窓際席は人気です。
1Fのスタンダードプランでも後方の外スペースに出て写真を撮る事ができます。
敷いて言うのであれば右側の席が良いかもしれません。
長崎港内を航行中にある産業革命遺産の案内でも右側が多かったですし、まず軍艦島が進行方向の右側から見えるからです。
クルーザーが軍艦島の桟橋に到着する際、右側なので到着する様子も見る事ができます!
長崎港には見所がたくさん
長崎の世界遺産は軍艦島だけではありません。
長崎港には明治日本の産業革命遺産があるんです。
軍艦島コンシェルジュでは軍艦島ツアーと言いながら長崎世界遺産ツアーでもあります。
船内はこのような感じです。
前にモニター2つ、後ろに大きなモニターが1つあります。
軍艦島に着くまでの間に長崎世界遺産の歴史的な背景やエピソードをモニター使ってガイドの方が案内してくれます。
少しすると前方のデッキに出て良いと言われたので、外に出てみました。
右側に写っている緑色のクレーンは「ジャイアント・カンチレバークレーン」と言う100年以上経った今でも現役で稼働しているクレーンで世界遺産です。
右側に三菱長崎造船所が見え、護衛艦を見ることができました。
ジャンボジェット機と同じガスタービンが4基乗っているそうです。
他にも明治に長崎造船所長の邸宅として造られた洋館「占勝閣」なども見えます。
女神大橋を通過すると外海です。
デッキに出れるのはここまでで、この後は船内に戻りました。
軍艦島周遊
私が座っている座席からだと、こんな感じで見えてきました。
ちょっと飛び出ているのが神社です。
鳥居や拝殿はもう壊れてしまっていて現在は本殿しか残っていません。
桟橋とは反対側を周遊してくれます。
上陸しても見えない部分なのでとても貴重!
そしてこの辺りから後方デッキに出て写真撮影が可能になりました。
白い建物が小中学校で最大1000人以上の子供が通っていました。
まだ窓ガラスが残っているのが遠くからでも見えました。
ガイドの方が中を見たそうですが机や教科書なども残っているそうです。
31号棟は住居以外にも防波堤の役割もしていました。
紫の枠で囲ったところが他の窓と比べて大きく開いています。
採掘で出た残土(ボタ)は島の東側の海に捨てると船が着かなくなるので、西側に捨てていたそうです。
穴はボタを捨てる為のベルトコンベアーが貫通していた跡です。
住居でもあるので、機械の音がうるさかったでしょうね💦
すでに崩壊していているのが泉福寺。
お寺なのでコンクリート造ではなく木造だったので周りに比べて破損が激しいですね。
流石に見えないけど仏像は残っているらしい。
この辺から眺めるとまさに軍艦に見えますね。
左にある島は中ノ島。
軍艦島には火葬場や墓地が無いので、隣の中ノ島で火葬場として利用されていました。
軍艦島に上陸
第1見学広場
まずこちらでガイドの方の解説があります。
中央にはベルトコンベアの橋脚部分だけが残っています。
3号棟は波の影響を受けない高い場所に建っているので病院の先生や課長以上の方が住んでいました。
他のアパートは共同トイレで部屋も狭いけど、3号棟は部屋も広くダイニングキッチン、トイレお風呂も完備だったそうです。
65号棟は島最大のアパート。
地下に美容院や貸衣装、10階に保育所もあったそうです。
エレベーターがないので階段で上がるのは大変だったでしょうね💦
大きな岩山があり、元々端島にはこの山の部分(岩礁)しかありませんでした。
埋め立てて現在の広さにまで拡張したんです。
上にある四角い形をしているのが貯水槽。
この軍艦島では住民が多いので水を確保するのが大変でした。
そこで野母崎半島から海底水道を引っ張り海底40m地点、距離6.5㎞の世界最長の海底水道を造りました。
第2見学広場
第2見学広場は炭坑エリアです。
壁レンガの建物が総合事務所。
この軍艦島の司令塔のような存在で島内の指示を出していました。
ちょうど足場のようなものが設置されていて、中に人が居るのが見えたので調査をしている感じでした。
階段が見える建物は鉱員が地下へ降りる為の二坑口桟橋です。
この時代のエレベーターは簡易的な壁のないもので、秒速8mで地下600mの所まで降りて行きます。
かなり怖いですよね😱
地下は岩盤浴のような暑さ中、危険が伴う仕事だと言うことがガイドさんの説明でよくわかりました。
階段が黒くなっているのは鉱員の靴底についた石炭の跡です。
階段を降りたところに鉱員が汚れを落とす共同浴場があります。
ブルーのものが少し見えるのわかりますか?あれが浴槽だと思います。
いくつかお風呂があり、まずは服を着たまま入って黒くなった服を洗いう浴槽、順々に次の浴槽へ移っていき最後は綺麗な湯船に浸かるというような感じだったそうです。
軍艦島では水が貴重だったので海水を沸かしていました。
ただ、海水だけだとベタベタするので最後は真水だったそうです。
明治時代に造られたこの護岸が世界遺産に登録されています。
すぐ側にコンクリートの護岸もありますが、コンクリートが普及していなかった時代は石と石を重ねて護岸を造っていたそうです。
赤く見えるのが天川という赤土と石灰を混ぜた接着剤のような役割をしています。
第3見学広場
正面に見えるのが30号棟。
1916年の大晦日に完成した日本初の鉄筋コンクリート造7階建てで、100年以上経っています。
東京にはまだ1階建しかない時代に軍艦島では7階のアパートが建っていたと言うから最先端を行っていた島だったんですね。
約140世帯が住んでいた高層アパートで1フロア19部屋ありました。
塩害により年月が経つごとに崩壊が進んでいます。
2020年に正面の部分が崩れたそうで定点カメラなどで監視をしているそうでが、こちらもいつまた崩壊が進むかわからないです。
そして30号棟の近くにあるこの枠で囲われているのがプールです。
すぐ側に海があるけどさすがに危ない💦
プールの水は海水を使用していました。
軍艦島の滞在時間は決まっていて40〜50分間です。
もうそんなに時間が経っていたのかと思うぐらいあっという間でした。
この橋を渡る時はスマホは使用しない方が良いです。
使用している方がスマホを落としてしまう事が何度もあったそうで…。
落とした物は拾うことはできないので注意して下さい。
このツアーは行く前にミュージアムで端島の生活の様子や歴史などを聴いたり見たりして学ぶことができるので、とても良かったです。
ガイドの方のお話もわかりやすく、面白かった!
今後も台風などの自然災害で建物が徐々に崩壊していくだろうと言われている軍艦島。
今の状態もいつまで保つのかわかりませんが自分の目で直接見れた事、その場の雰囲気を感じれた事、朽ちていく歴史を感じれた事はとても良い体験でした。
崩壊していく前に是非とも見てほしい場所です😊
ブログランキング登録中です!
クリック↓して頂けたら嬉しいです😊