こんにちは♪
今回は高知県安芸市の観光スポットをご紹介します。
安芸市は高知県東部に位置し高知市内から室戸方面に向かう途中にあります。
前回の記事でも書いた三菱の創業者、岩崎弥太郎生誕の地でもあります。
生家からも近かったので寄ってみました。
野良時計
駐車場から歩いてすぐこの野良時計があります。
明治時代に地主だった畠中源馬氏がアメリカ製の六角形の掛け時計を取り寄せて、自ら時計の仕組みを理解する為に分解、組み立てを繰り返しながら自作したのがこの野良時計です。
分銅や歯車も手作りだそうです。
時計が珍しい時代に田畑で農作業する人達にとって時間を知ることができる時計として親しまれていたんでしょうね。
時計の名前の由来も「野良仕事」から取って「野良時計」って呼ばれているのかなって思いました😄
ローマ数字の文字盤がとてもオシャレ♪
和風の雰囲気にも合ってます。
ここは個人の住宅となっているので外観のみで内部は見れません。
時計は常時動いてはいないようです。
菜の花やコスモス、ひまわりが咲く時期に行くととてもステキな写真が撮れますよ♪
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土居廓中(武家屋敷)
武家屋敷は野良時計から歩いていける距離にあります。
昔の道なのでとても道が狭いです。
こちらは野村家の武家屋敷。
土佐藩家老後藤氏に仕えていた上流の家臣で地元の財政、家臣の人事の元締を行っていたそうです。
現代の住宅も外観を崩さないように生け垣を使用していますね。
この道、狭いから車は通らないかな〜って思って歩いてたら車通ってました。
軽自動車は通れるけど、十字路を曲がるのは難しそう😅
門を潜ると右手と左手に「塀重門」があります。
敵の襲撃を防いだり美観の為、2重構造になっています。
中は無人となって、無料で見る事ができます。
机にはノートが置いてあり、訪ねた人達が記名していました。
玄関はとても狭く、その理由は立ち回りが困難になるようにわざと狭くしているそうです。
こちらの居間は家族の寝所として使われていたようです。
昔の掘りごたつがそのまま残ってますね。
終戦後、炊事場は一部改造しているそうです。
表の間、客室として使用していたようです。
写真をコピーしたようなものが飾ってあって、よ〜く見るとすごい人物ばかり写っています。
写真撮影:上野彦馬と書いてあり調べると上野彦馬とは長崎出身の幕末から明治にかけて活躍した日本初のカメラマンだそうです。
客室から見た庭
木枠越しに見える庭も風情あって良いです😊
こちらの居間は主の寝所
壁には槍がかけてあります。
家屋の裏です。
裏には菜園や井戸がありました。
現在はなくなっていますが、織物を織る機屋や味噌、醤油を作っていた味噌部屋があったそうです。
庭側から見た屋敷
武家屋敷を出て近くにある安芸城跡へ向かいます。
安芸城跡
大きなお堀が見えてきました。
現在は南側だけ堀がありますが昔は土居を囲っていたようです。
お堀は時期によって蓮でいっぱいになるようです。
私が行った時期は枯れている状態でした。
土居廊中から少し歩いた所に安芸城跡があります。
あれ?奥にちらっとお城のようなものが見えてる🤔
中の様子がわからないように真っ直ぐの道ではなく右に曲がる枡形。
枡形から歩いて左側にあるのが土佐藩家老の後藤家安芸屋敷。
私が訪れた時は一般公開はされていませんでした。
後で調べると土日のみ公開だったようです。
こちらは安芸市立歴史民族資料館。
お城が見えていた建物は「書道美術館」でした。
看板の所から上に登って行く事ができますが、今回時間がなかったのでここまでにしました。
安芸城跡の説明板
小高い丘に本丸があって平野を一望できていたんですね。
現在も詰、虎口、土塁などが良好に残っているそうです。
アクセス
安芸市までは高知市内から車で1時間ぐらいです。
大型バスも駐車できるぐらいの広い駐車場があります。
無料駐車場です。
今回訪れた野良時計、武家屋敷、安芸城跡は歩いて行ける距離にあります。
野良時計は見るだけなのですぐ終わっちゃいますが、武家屋敷周辺は江戸時代から残っている狭い道幅や綺麗に管理されている生垣などを見ながら散策してみてはいかがでしょうか😄